「 考え(自分関連) 」 一覧
2010/11/11 考え(自分関連)
※画像は焼き鳥。
オレは友人から相談を受けることが少ない。特に悩みの相談は全く受けない。どちらかと言えば、好きな人にアピールしたいからその方法とか、こうしてブログを書くぐらいなので、相手にぐっとくるようなメールの書き方をアドバイスする程度である。
オレに相談しないのは、当たり前の事だと思う。オレはそういったときに優しい言葉をかけることができない。優しい言葉は根本的な解決にならない対処療法であるとオレは考えているからだ。
もちろんみんな分かっているけど話をすることによって吐き出したいのだと思う。聞くだけならオレじゃなくてもいいではないか。いや、本当はそこで聞き手としてオレを選んでくれるのはうれしいんですが。
優しい言葉をかけるとき、オレにはその後ろにある責任を強く感じてしまう。「大丈夫。すぐにいい人みつかるから。かわいいんだからそんなに落ち込まないで。今回はハズレだったね」その人を励ます言葉は多く出てくるかもしれないが、その言葉は本当なのだろうか。
もし友人がひどいことをしていたら。もしそんなにかわいくなかったら。前回もハズレだったことを知っているし、次がアタリになる可能性は?
色々なことが頭によぎる。
恋愛であれば、その人の人生の彩の部分だけだが、もしこれが仕事だとしたら。恋愛と仕事探しは本質的に似ているところがあって、 – 信じること/我慢すること- 友人にかけるべき言葉は必然的に似通ってくる。
そのときにも同様に、すぐに見つかるよとか、向いている仕事はきっとあるよ。などという言葉をかけるべきなのか。
こういう相談事の場合、オレに期待されているのは、麻薬のような甘い言葉を吐くことである。そして甘い言葉をかけられる友人は、あまりにも多様されているために、優しい言葉への依存症になっているときさえもある。
友人が今その言葉を必要としているのはよく分かる。そしてオレが安易にその言葉をかければ良いだけなのも分かっている。しかしどうにもオレにはその言葉をただ投げかけることが難しい。薬物と一緒で(薬物のことはまったくわからないが) それを断ち切る勇気や、提供しない勇気が必要なのではないか。と。
ただし、励ます言葉を単純にかけることができないのは、昔からのオレの悪い所だと考えている。最近では本当にうれしいことに、メッセージなどで少しずつ相談事をされるようにもなってきた。
2010/11/06 考え(自分関連)
稼ぐ事が善なのかは分からない。しかし稼がないことが悪なのは知っている。オレは自分がゲイだと自覚するよりも先に、お金に関する自分なりの基準というのは早くに確立していた。
そのためオレは何を優先させるのか考えた時に、稼ぐ事を第一に考えて何よりも優先している。(たとえ恋人の存在とを天秤にかけたとしてもだ)
どんな仕事につくか、というのは非常に難しい事だと思う。普段からゲイとして抑圧された事を非常に意識している人であれば、おそらく社会で普通の仕事に就くことは難しいと思う。マイノリティのコミュニティずばりにサービスを提供するような仕事に就く方が幸せだろう。例えばそれは飲み屋の店員(店子)だったり、ゲイ向けのグッズショップの店員なども良いと思う。DVD等のアダルト関連というのもありだと思う。
俺自身はそういう職に就こうと考えたことは一度もない。むしろそういう仕事は一般社会から離れていくような気がして怖い気持ちさえある。
一部の出会った人たちは、少数(マイノリティ)として抑圧された毎日を過ごすことによって、精神的に非常にもろくなっている人がいた。そしてその場合、仕事が続かなかったり、無気力であったりという、少数者としての抑圧が引き金となって、社会にも足がかりが無くなってしまうのである。
何かの調査で、ゲイは平均収入が若干高いという話を聞いたことがある。自分の身は自分で守る必要があるからだそうだ。
その考察には正直な所、オレにはしっくり来ない部分が多い。だって身を守ることが収入につながるのか。もしくはお金を稼ぐような職業や地位になると、後天的にゲイになるとか??
オレが自分の性的な好み(セクシャリティ)で悩んでいないのは、しっかりとした居場所を社会で確保しているからなのかもしれない。
オレが一番怖いのは性的なことがみんなに気づかれるよりも、収入が無くなることである。ゲイバレなんてたいしたことではない。ホームレスになることがもっとも恐怖である。そのためにはたとえ彼と一緒に過ごす時間を削ることになってもそれは仕方が無いと考えている。
※という話を彼にすると、彼はあたりまえのように「一緒に過ごす時間減らしてまで働いてどうすんの!」と非常に単純だけど本質的なことで一蹴されてしまいます。いいの。たとえ会う時間を削ってでもオレはおまえに金銭的な苦労をさせたくないの!
清貧という言葉がある。しかし貧乏は清い心までむしばんでいく。誰しもが一歩違えれば手の届く範囲にあるそれから、なるべく距離を遠ざけたいとオレは考えている。
2010/10/31 考え(自分関連)
※画像は彼のブーツ。
ブログを読んでいると、みなさん本当に上品だと思う。表現もそう。たまに載せている写真もそう。食事もセックスもなにからなにまで上品だ。もちろん顔だって(載せてない人もいるけど)上品なんだろう。とにかくみんな気品に満ち溢れている。
実際の行動もそうだけど、何よりも考え方が上品なんだろうか。
オレは下品だ。さすがに今まで下品と他人に言われたことは無いが、少なくとも上品の定義からは大幅に外れている。確かに何を持って上品だと言うのか定義が難しい。しかし少なくとも、オレの彼とオレを比べたときに、彼は上品だ。表現方法もそうだし、それに伴う行動もそう。
逆におれは何から何まで下品だ。あまり今まで下品を意識したことはなかった。しかし誰かのプロフィールで、嫌いない人の欄に「下品な人」と書いてあるのを見た。まさにオレのことだなと。
下品の具体例を挙げることは非常に難しい。言葉遣いが乱暴であったり、場所をわきまえずに不適切な言葉を使うことかもしれない。そして残念なことにオレはどちらも当てはまる。モノは大切にしないし部屋は散らかっている(だからモノを極端に減らして散らからないようにしている)
これらを見て、オレからは上品な要素など全く無い。もしこのブログを読んでいただいている方で、オレのことを上品というか、なかなかしっかりしている人だと思うことがあるかもしれません。とんでもない!細かいし、うるさいし、粗野なオレです。等身大のオレを評価して欲しい、伝えたい。と、そこまでは思わないのだが、もし上品という定義に当てはまるようなオレのイメージがあるならば、それは変えて欲しい。
下品であるオレ。そのことを身近に感じてもらえればいいのですが。
※ 16:00 追記
読み返してみたら、自分の意図とは全然違う文章になっててびっくりしました。
今回の記事をそのまま読み取ると、普段の記事を読んだオレのイメージは上品に見える虚像だと。そんなことないからありのままのオレを見て!って感じじゃないですか。。。
書きたかったのはそうじゃなくて、他のブログは上品に見えるけど、ホントはみんなそんなことなくね?っていうことでした。だって「我慢できなくて部屋に入るなり玄関でしちゃった☆」とか、「一晩中可愛がってもらいました。きゃっ」とか、そんなことありえんのかよー。ってこと。オレにもそりゃー確かに我慢出来ないときありました。だけど、「ごめん一発やらせて・・」とかって感じで、ムードとか無かったように思ったので。
ということで、なんか弱気に見えてしまう記事になってしまいましたが、そういうことでした。ちょっと気になったので追記しました。