シャワーヘッドの話。

シャワーヘッドについて、僕自身は昔から妙なクセがある。しかもそれはゲイ業界からの相性ということもあって、なんとも変な評価をされてしまう。
シャワーヘッドについて、僕は昔からヘッド部分を取り外して使っているのである。
おそらく高校生ぐらいの頃だったと思う。シャワーの調子が悪くて、取り外して使っていたのがたぶんキッカケだと思う。もともとお風呂では、シャワーに切り替えるのが普通だと思う。レバーをひねるとかで。
ヘッドをはずすと、たしかにシャワーが使えない。シャワーコードの先から出てくるのは、シャワーのような細かい水ではない。
1本で勢いよく出てくるだけである。たんなるホースと同じ。
そしてこれがゲイの世界ではとても重要な意味を持つ。するときは、当然お腹をキレイにしなければならない。そのときにはシャワーヘッドをはずし、ホースとなったシャワーから出てくるお湯を使って浣腸をする。いわゆるシャワ浣とよばれる行為である。
僕はタチという、男性役、、、いわゆる入れる方、、、であるため、このお腹をキレイにする行為とは直接的には関係無い。
そしてゲイの友人が僕の家に遊びに来て、シャワーヘッドの取れたお風呂を見て、こういうのである。「準備万端だね」と。
もちろん誤解である。そもそもお腹をキレイにすることは、全体のシャワー利用からすれば、ごくわずかだと思う。しかしそのために、わざわざヘッドを常時取り外しておくのはおかしいと思う。
またもしそういうシチューエーションになったり、もしくはなることを期待してヘッドを取り外しておくのはいくらなんでも露骨すぎるだろう。枕元にゴムがおいてあるような感じだろうか。
もうシャワーヘッドは取り付けないのが僕の日常になっている。だから友人を招くことを理由にして、ヘッドをわざわざ取り付けたりしないし、そもそもそういう発想がない。
だからもし僕の家を訪ねてきて、その状態を見たとしても決して準備万端だとは思わないで欲しいのです。