ゲイは残酷だ。

ゲイの世界は残酷である。これはもう仕方のないことだが、改めて当事者になると本当に残酷であることを強く感じる。
昔はモテた。そのような話をよく耳にする。ようするに加齢である。タイプでなければメル友にさえしてもらえない。電話も無理。会うなんて夢。
ゲイの世界ではプロフの時点で競争や選別が始まっている。例えばオレ。身長が165cm 体重が51kg 年齢が30歳。一つ一つにツッコミがはいる。身長が低い。体型が微妙。年齢がおじさん。
こうしてオレはメールをする対象からはずれるのである。
※ちなみにゲイは身長が高いほうが持てる。がっちりがモテる。ある程度若いほうがモテる。
メール交換にこぎつけても更に次の課題がある。それが画像交換である。
顔の雰囲気。ヒゲ、メガネ、髪型、体型、アレのサイズ、体毛の濃さ、タチネコ、、、これらがすべてクリアしなければここで脱落である。
注意して欲しいのは、まだ性格などの要素は非常に小さいということである。それらが合格すると、次は身体の相性か、性格である。ここは個人差があるのでなんともいえない。体の相性を確認してから性格を確かめる場合もあるし、その逆もある。あとに続く可能性を考えるのか、まずは快楽を求めるのかにもよって違ってくる。
フィルターを通り抜けることの大変さをゲイはよく知っている。だからフィルターの順番を変えようと努力する一部の人も存在する。
例えば肉体に自信があれば、プロフや顔を後回しにして身体から入るのである。確かに、たまに身体が第一の人もいるからそれ自体はいいのだが、オレとしては単純に顔に自信がないと判断する。
年齢を隠す場合もそう。ゲイの年齢フィルターは本当に厳しい。29と30想像を超えるほど大きく違うし、35とかになればなおさらだろう。だから30代半ばを超えると、おじさんというイメージを隠すために、30代と表現したり、年齢に触れなかったりする。※だから年齢を隠している人は間違いなく30才以上です。ごくまれに幼いことを隠す人もいますが、まずまずあり得ません。
さすがに身長を隠す例は知らないが、体重は色々な言葉を使って形容される。デブ・・・ガッチリ、アメフト体型、元筋肉質などなど。このような形容詞が付いていた場合は、悪いことは言わない、その人は無視するべきだ。
容姿も同じ。若く見られる。幼く見える。童顔。相応に見られないなどなど。ただし容姿の場合は、好みが大きく左右するので、形容詞が付いていてもとりあえず画像交換ぐらいはすすめる。
とにかく、このようにみな必死だ。オレも必死だ。
だから断られてもめげてはいけない。今まで若いときは10人に3人はある程度までいけたかもしれない。しかし今は100人メールし1人かもしれない。しかし逆に考える。3人とメールしたければ、300人にアプローチすればいいのである。