過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

オレが許そう。

   

オレの友人で、自分は「仏」だと大真面目にいっているノンケがいる。その一方でその友人が煩悩の塊であることをオレは知っている。
なにも宗教の話をしたいのではないし、その友人も教祖になろうなどということは全く思っていない。

様々な紆余曲折を経て、友人はそのように主張するに至った。もちろんオレはオレの経験で友人を判断する。いきなり思いつきでそのようなことを言ってもまったく信用できたものではない。しかし友人は、一般の人が経るプロセスをちょとばかり速いペースで駆け抜けた。そのためにそのような境地に行くことについてすごく理解できたのである。

※ちなみにゲイ話にあまり関係ないので軽くだけ触れておきます。その友人がそのような考え方に至るとき、組織の中での立場というのがありました。通常組織をまとめるとき、経験の浅い順番で、最初は恐怖で縛る。次にルールで縛る。そして自主性で縛る。最後は縛らない。というなんとなくの経験則があります。友人はちゃんとその順番で学んでいました。

最後になって悟りの境地になったとき、受け入れることが重要だと言っていた。そして「オレは仏だ」と。「仏だから何でも許す」と。欲があってもいい。煩悩があってもいい。
そのように言って笑っていた。

もちろん俺自身はさっぱり何のことかわからない。しかし受け入れて、すべてを許すというのはとても素晴らしいことだと思う。自分が他人のすべてを許せるのか。大変難しいことだと思うし、おそらく今はまだ無理だ。オレには守りたいものもあるし、守らなければならないものがある。もちろん勝手にオレがそう思っているだけだが、かけがいのないものだから大切にしたい。

許すというのは非常に勇気のいる行為である。怒るのは簡単だ。叱るのも。注意するのも。口を開けばついそのような言葉が出てきてしまう。オレだってそうだ。その気持ちは非常によく分かる。
それをあえて許すということは何を意味するのか。許すという行為の先には何があるのか。一言で許すといっても疑問は尽きない。

でもだからこそ、許せる範囲では許していきたい。さあみんな後悔や吐き出したいことがあればオレに言うがいい。そしてオレはみんなの後悔や告白、わがまま、自分勝手・・・すべてをオレが許しましょう!あなたはきっと誰かにとってかけがえのない人だから。誰も必要とされていないと言うならば、会ったことのないあなただけど、オレが必要としますよ。
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