こんにちは、元気ですか。オレはウツです
※彼のブーツ。
ブログを読んでいると、ウツの人が結構いる(もちろんゲイに限らずだ)。そしてこのウツというのは非常に辛い。お前は何もわからないだろ!と言われてしまいそうだし、このブログを読んでいる限り、オレはウツと無縁に見えるだろう。
事実今は無縁である。しかし過去は大変だった。
オレはかつてウツで悩んだことがある。特に大学時代にウツがひどかった。社会に出て働くことによってウツは治ってしまった。しかし当時のことを思い出すと未だに地獄のようだったと思っている。一般的には社会に出てからウツになるのだろうが、オレの場合は逆であった。
過去の記事で少し触れたが、オレは金銭的な強迫観念に近い感情があり、大学生の頃は社会生活=学生生活であったので、あまり稼ぐ事に意識はなかった。しかし当然働くようになれば「稼がないと!」という感情が湧き上がり、その焦りだけが先行しウツになってしまったのである。※だからオレは稼ぐ事への執着が病的なんです。それは過去の記事にあるとおり。
ちなみに今のオレは、ウツというほどまではいかないが、何でも積極的に取り組める時期と、軽症のウツのような状態で、何も手につかない時が交互にやってくる。ただし社会生活には(深刻な)支障が出ていないのであまり気にはしていない。
ウツは何が辛いのか。結局のところ無気力であるところだ。無気力というのは非常に恐ろしい。何かをしたくて、別なことが手につかないというのはよくあることだと思う。ゲームが楽しくて勉強が手につかないとか。溜まっているから仕事に集中出来なくて早く抜きたいとか。
とにかく色々あるとおもう。
しかしウツは、何かを諦める代わりに何かをやりたいという気持ちではない。何もやりたくないという気持ちになる。そしてその状態がダメだという焦りは冷静に理解できる。
それが非常に怖いことである。
薬を飲むことによって多少は症状が軽くなる。オレは薬があまり身体に合わなかったが、それでも飲んだときは少し楽になった。ちなみにオレがかつて飲んだ薬は、性欲がゼロになるというとても恐ろしい副作用があった。毎日オ ニーをしていたオレは薬を飲んだ途端に、その気持がゼロになったことには非常に驚いた。忙しくてできないとか、友達の家に泊まるから出来ないとか、そういう我慢はよくしているが、したくないからしない。という状態は恐らくこの年になってもまだ経験のない気持ちである。
かつて精神科(ウツは心療内科)は、頭のオカシイ人がかかる科。というイメージがかなり強かった。そのため医者に行くための敷居が非常に高かった。しかし今はウツは万人がかかる病気である。きっとみなさんの友人や会社の人でも心の病で退職した人とかいるでしょ!
未だに友人たちのなかで、医者にかかることに抵抗を持っている人がいる。しかしウツであれば早々に医者に行ったほうがいい。できればまだ社会生活がギリギリ営めているうちに。そしてあなたの友人がウツ、ないしは無気力で悩んでいるとき、あなたにできることは、相談に乗ることではない。1日も早く医者にかかることを勧めること、ただそれだけである。
ゲイだからウツって言うことはない。しかしゲイは繊細でもある。だからこそもし悩んでいる人がいたら早々に医者にかかることをオススメしたい。放っておいてもよくなりませんよ!