過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

好かれた日。

   

こっちの活動を初めて最初の頃である。自分のポジションやキャラがまだはっきりつかめてさえいないぐらいのころ。

新宿のお店でオールをした。当時学生だったオレはお金も無く、でも体力と時間は有り余っていた。お店のことなど何もわからないオレは、当時仲の良かった友人に付いていくだけであった。

非常に元気な俺達のグループであったが、他のグループから声を書けられた。どこから来たの?とか。何歳?とか。俺達のグループに対して、なんとなく好意をいだいているんだろうなぁと漠然と考えていたが、もちろんオレには全く関係の無いことだった。
ほとんど喋ることもないし、顔もいいわけではない。好きとか恋愛とは無関係だとオレは思っていた。そしてなにより、話しかけてきた人たちは体育会系でオレのタイプではなかった。

グループ対グループで一通り交流していると、なんとなくお互いのグループが合わないと思うようになってきたようで徐々に各々のグループ単位で行動をしはじめた。しかしこの時に、オレは体育さんから声をかけられた。「ちょっと外に行こうよ」と。

オレはこのままお店にいてもひとり黙っているだけなので、体育さんとお店の外にでた。2丁目の何も知らなかったオレは体育さんと一緒に歩き、体育さんは新宿の案内をしてくれた。
「今日はありがとね。オレは友達のところに戻るよ」そういって携帯のアドレスを交換した。
自分のグループにもどると友人たちから色々なことを聞かれた。やれキスはした?とか、どこ行ってきたのとか。アドレス交換は?とか。

決して華やかなことがあったわけではなかったが、こういうキッカケで何かが始まるのもいいかもとオレは思った。
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