過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

地震と縁の話。

   

「マンションを買おうと本気で思っていた」それが今年の最初の頃の話らしい。

友人はそのとき、「俺にはすごく珍しいんだけど、マンションを買おうとしたとき、占いの本を読んだんだ。そしたら今年は何もする年じゃないから。ということを信じてマンションの購入をしなかった」と。

オカルト的な、特に占いを毛嫌いしている僕に対して、ちょっと遠慮がちにそのような事を言っていたのが非常に印象的であった。

そして地震があった。さらに友人は恋人が見つかった。

行動するリスクと行動しないリスクがある。そして僕は同じリスクなら行動するリスクを負いたい。だからマンションを買わないという点においては、まったく評価する手段を持たない。さらに買わない理由がオカルトなんだから、これはもうバカげているとさえ思ってしまうというのが本音。

一方で、「もし」というのもある。例えばマンションを買っていたら、例えば地震で物件価値の、想像を大きく超える精神的な不安も生じるだろう。これは大きい事だと思う。

さらに今の恋人と、付き合っていない可能性もある。ご近所だからという理由で、恋愛が進展した可能性は十分にある。だからもしマンションを買っていたら、そもそも知り合っていないかもしれないし、恋愛に発展したのかは全く微妙である。

オカルトのことは僕は信じない。だから「何もしない年」であるべきだと言うことを信じているのであれば、恋人関係にはなるべきではない。マンションの購入はしなかったのに、恋愛はOKなんて虫がよすぎる。

しかしマンションを購入しない事が、恋人との発展につながったのだとすれば、それは評価につながる。

何かをしないとき、「何となくイヤだから」というのは、十分な理由になると思う。なぜならそれは縁につながる可能性があるから。営業手法で、「断る理由を全部つぶす」というやり方がある。僕もそうやって営業を受けることがある。で、断る理由が実際にないからそれでも断るのは辛い。このときに「何となく今はタイミングじゃないので」ということで断ってしまえばいい。根拠なんていらない。

マンションを買うのが何となくイヤだったのに、それをオカルトを理由にするから話がややこしくなる。

だからマンションを買わなかったという素晴らしい判断のおかげで、恋人と関係を持てたとするならば、行動しないリスクは十分に報われると考えている。
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