掃除についてのいくつかの指摘とお願い。

※記憶のことなので、事実と違う描写があると思います。たぶん彼が読むと、僕はそんなにだらしなくなかった!と言いそう・・
出会ったばかりの時、生活面での不一致は多かった。部屋に行ったとき、ありがちな「ちょっとまってて」で部屋を片付けていた。5-10分ほどで片付いたみたいで、すぐに部屋に入ることができた。僕は後日「10分で片付く程度の散らかり具合なら、毎日10分使ってきれいにしときなよ」と。
色々と話を聞くと、散らかっている原因は出しっぱなしにあると知った。彼は自分の見た目やおしゃれに気を使うので、化粧水を使ったり、整髪料を使ったり。さまざまな化粧道具を利用している。それがテーブルの上に出しっぱなしになっていたのだ。
僕の持論として、相手に何かを求めるとき、それを強制するのは絶対によくない。しかも生活のスタイルを変化させるようなことだったらなおさらである。でも変わって欲しい。
ということで、僕が片付けるのである。
最初の数回は、彼の家に行くと、化粧品を片付けるのが僕の仕事だった。またすぐに使うから出しっぱなしでいいよ。と彼は言う。その通りなんだけど、「出しっぱなしで手元にあることを喜ばないの!むしろしまってあってすぐに取り出せない、使えない状態のときに喜んだ方がいいでしょ。片付いている証拠なんだから」と。暴論なんだけど、そう繰り返し主張していた。
すぐに彼は化粧品のだしっぱなしをやめた。使ってはマメに片付けていた。僕はそれだけで満足だったんだけど、いつの間にか他の部分の掃除も始めた。「そこは見ちゃダメ」という、秘密のぶっこみスペースが最初はあったが、すぐに無くなった。
その結果、今では僕がすぐに散らかすと言って怒られるのである。
僕はさんざん、自分のわがままを記事に書き、彼の健気さを記事に書いてきた。これらはすべて(誇張された)事実ではあるが、じゃあ最初からそうだったのか。という話である。
もちろん出会ったばかりの頃は、当たり前だが単なる若いおとなしい子であった。それが少しずつ僕がお願いをし、それを彼がかなえてくれることによって、お互いの関係は変わり、少なくとも僕から見てかれは若い子から魅力的な子に変わっていたのである。
さんざん書いているこのブログの雰囲気だけを見ると、そして場合によっては実物の僕を知っていると、まったくもって彼は健気で、何で「かお。なんかのために」という疑問が生じるかもしれない。
僕は彼が片付けをするようにお願いする過程で、最初に書いたとおり、強制を伴う何かや、小言としての注意などはしていない。単純にきれいであることがすばらしいことと、それを維持するためのちょっとした考え方を伝えただけである。
だから彼が何か具体的に、例えば日々掃除するとか、週に1回は掃除機をかけるとか、そういうことは、極端なことを言ってしまえば僕が強制させているわけでもないし、変な約束をしているわけでもない。
もちろん、(そうであって欲しいと思っているだけかもしれないが)無言の圧力などと言うこともないと信じている。
僕自身ができないことを、他人に強制するつもりなど僕は全く持って考えの中に無い。あくまで考え方を促すことが少しできるだけである。
だからであったときから変わらない彼の色々な考えはたくさんあるし、それをどうこうしようとは思わないし、たぶんできないだろう。
確かに僕はかなり面倒な言動や行動が多く、それはそれは大きな問題を抱えている。しかし彼が健気になってくれるようなアドバイスの方法によって、今の状態が実現できているのだとすれば、僕はとてもうれしいことだと思っている。
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