ゲイタンヌーボのこと。

genくんを皮切りに?数名の方の先日のイベントのブログ記事・感想を読んだ。どのような会だったのかは、とくに gen くんの記事にゆだねるとして、いくつか思うところを書こうと思う。
げんやさんが、
・ 反差別運動と訣別するためのゆるい序章(前編)ー「同性愛差別」の本質を再考する
・ 反差別運動と訣別するためのゆるい序章(後編)ーひとまえで手をつなぐのは恥ずかしいことではないと言う
という記事を書かれていた。この記事は前・後編に分かれており、まさか前半の流れから、後半の記事でゲイタンヌーボのことに触れられるとは考えてもいなかったので大変驚いている。というのがまずは正直な感想。
僕が今まで過去を振り返ってさんざん記事にしていたが、ゲイの業界はなかなか一枚岩とはいかない。もしゲイが団結できる要素が少しでもあるとするならば、それは性だけではないか。とさえ思ってしまう。しかしコンドームを含めた各種性病予防キャンペーンがそうであるように、それは決して誇れることでは無いと僕自身は感じている。が、しかし言うまでもなく非常に重要なことでもある。
ゲイが団結しづらいというのは、もちろん今に始まったことではないと思う。かつてはその社会的な立場から団結することが、すでに後ろめたいことであったのかもしれない。
しかし今は社会的な何かに原因を求めるよりも、多様な個性が原因なのではないかと僕は考えている。個性は尊重されるべきで、大切なことだと思う。そして社会的な生活を営む上ではそれで全く問題無い。しかしそれは、普通という人生を送るのであれば。
僕たちはゲイのコミュニティの中で活動していると、自分がマイノリティであることを忘れてしまう時がある。もちろん自由に発言ができ、何にも臆することが無いというのはとてもすばらしい。しかしそれはあくまでもゲイコミュニティの中でのみ通用している。
結局のところ、誰かが何か行動を起こさなければ、先人たちが今の社会を作り上げたような未来、、それは今よりももっともっと垣根なく受け入れられること、、はできない。
と、堅苦しいことを掲げ、そのための「具体的な何か」を言ったところで、僕にはそのような行動力もないし、その行動が本当に大切なことなのかも理解できる状態にない。だって今のままでいーじゃん、って。
なんだけど、おそらく今までのゲイコミュニティの中でいうならば、ちょっと異質なのがゲイタンヌーボなんじゃないかなぁと思う。
もし僕だったら。新しいコミュニティへの参加は以下のようなことを考える。
・タイプの人はくるの?
・(恋人いなければ)恋人になれるような人はいるの?
・ほんとに楽しいの?
・なんかめんどくさそう。
・緊張するしイヤだなぁ
と。まあ僕の場合はだいたい自分勝手な気持ちか、初対面は緊張するからネガティブな気持ちのどちらか。根底にはやっぱりコミュニケーションは怖いという考えがある。
どのようなコミュニティだったとしても、そこには色恋が存在していたし、その先には肉体の欲求が存在していた。それが無ければそのコミュニティに参加する意味も無い。と、考える人が多いと思う。つまり多くのコミュニティで根底にあるのは恋。もちろんそれは無意識かもしれないが本能でもある。
ゲイタンヌーボが違うと思うのは、根底にあるのは「楽しさ」。楽しいを目指しているし、そうするべきだと思う。もちろん個々人においては、色恋があってもいいと思うし。
先日げんやさんとのチャットで、ちょっとしたことからおもしろいフレーズが出てきた。
「楽しい」をみんなでもっと共有したい
ゲイタンヌーボの1回目では、すでに方向性としての理念があったのだが、これも追加していいのではないか。
1回目のゲイタンヌーボ。十分楽しかったと思う。だけど、もっともっとみんなで「楽しい」を共有したい。そのための工夫はまだまだありそう。次に開催される大阪では1回目よりも期待してもいいだろう。1回目が終わってからの、参加者の団結はなんだかすごい感じだし、以前僕のボイスブログの協力をしてくれたゆず茶くんも企画者の一人だしね。
これを読んでいる一人でも多くのあなたと「楽しい」を一緒に。

以下は告知です。(げんやさんの所から引用・一部改変しています)
8月27日(土)に、大阪で第二回ゲイタンヌーボを開催することが正式に決まりました。
場所:大阪、服部緑地公園(地下鉄御堂筋線 / 北大阪急行「緑地公園駅」徒歩十分)
日程:8月27日(土)
時間:正午くらいからBBQ及び流しそうめん。夜は花火など(自由解散)
予算:一日通しの参加で3,000円くらい
規模:約50名を想定
参加資格:なし
詳細:いまのところはツイッターをご参照ください。
もし興味もたれた方がいたら、ぜひ連絡をお願いします。 kaokao.hihi@ジーメール まで!
一人での参加もお気軽に!
※ロゴはのりさんが作ってくれました