霊感のある人募集という話。

ゲイの出会いは多様である。僕は「パソコンが得意」と行ってもいいかもしれないが、それを理由として出会ったことは一度もない。困っていれば助けることはあるかもしれないが、基本的には頼まれたこともないし。助けるようなシチュエーションになったこともない。
しかしいくつかの職業は、それだけで募集の理由になる場合がある。
それが今回の霊感の話。
※くれぐれもこの話は、そういうことがあったというだけで、詳細についてはわかりません。
出会い関係の掲示板を見ていると、非常に切羽詰まった内容の募集があった。
「とても困っています。霊障関係に詳しい方お願いします。霊能者・イタコ関係の方いませんか」と。
もちろん僕はこの出会いの対象外である。だけど非常に興味深い内容だともおもった。
通常の出会いであれば、身長・体重・年齢がまずは記載され、自分の特徴を書き、望んでいる希望を書くのである。昔よくあったのは、土日が休みじゃないので、そういう人が希望とか、たばこを吸わない人とか、スリムとかがっちりとか。
そういうのが普通は書いてある。たまにフェチということで、ユニフォームが好きとか、競パンがいいとか。
映画見ましょうとか、サッカー、テニスやりましょうとか、とにかく常識的な文章とともに募集されているのである。
その中に一つ、霊障関係に詳しい霊能者を募集しているのだ。異質なことが分かると思う。
そもそも強い疑問がある。
もし僕が霊関係の仕事をしているとして、その募集に注目するのだろうか。それは仕事のチャンスとして見るのか、それとも困っている人の相談として見るのか。少なくとも友達や恋人関係は期待できないだろう。
掲載する方もする方だと思う。そこで応募してきてくれた人に何を相談したいのだろうか。それはゲイの掲示板を利用しなければならないようなことなのだろうか。
とにかく疑問はつきないのである。
この手の書き込みは僕がデビューしてから定期的に見ていたと思う。そう考えると、一定数困っている人がいるというのだろうか。