気づかれたときのはなし。

僕は特に気を遣っていなくても、あまりゲイバレすることはない。それは僕自身が男性的で男性だからっていうのがある。ゲイの中には女性的男性もいるので、その場合は気づかれる可能性が飛躍的に高まる。
相当に酔っぱらうと、「彼女」と言うべきところを「彼」といってしまうので、それはアブナイと自覚しています。
さて、今日は気づかれたときの話。
僕と彼が一緒にいる状態で、僕たちがゲイだと言うことを知らないシチュエーションというのは非常に少ない。僕の一般的な友人に彼が会うことは今のところないし、その逆も少ししかない(大学祭などで彼の研究室の人と会うことがたまーにあるぐらい)
そうなんだけど今まで彼の実家に遊びに行ったことがある。(行ったことがあるというよりも毎年行ってます)
そのとき、彼と同年代ぐらいの親戚の子が来ていた。この子に気づかれたのである。(若い子はすごいと思った瞬間でもあった)
いつもの通り、そして遠慮知らずな僕は彼の実家でも、彼を差し置いて彼の家族と泥酔していた。そのときの記憶は非常に曖昧で、そこで気づかれるような何かがあったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
このときは親戚の子も特に僕たちのことは友達同士ということで認識していたように思う。
東京で会ったとき、親戚の子と彼が仲良くしゃべっていた。そのときに、僕の表情を伺うように、チラチラとこっちを見ている。このとき、「あぁこの子には気づかれてるんだな」そのように思った
もちろんそれだけなので、僕の勘違いかもしれない。でも確信に近い気持ちである。
僕はとくに隠す必要も無いと考えているし、その親戚の子も態度から察するに別に何とも思っていないようだし、そもそも今の大学生であればゲイにたいする抵抗も少ないと思う。
意図せざる形でバレてしまったことは若干問題があるが、態度が変わらないところを見ると、やっぱりカミングアウトは敷居が低いのかとも思うのである。