ポジティブな僕。

ゲイの人で、ネガティブな人がいます。何があっても「俺(僕)みたいなもんが」という発想につながるようです。
楽しいことがあっても、一時的なことであり、すぐに例えば恋人であれば破局を想像し、遊びであれば終わりを想像するような。
一方で僕自身。僕は相当にポジティブです。あまり気にしない性格もそうですし、後ろを向く姿勢よりも前を向きたいというか、そういう考えだからなのかもしれません。
今までの恋人との別れも、もちろん別れは悲しくて不幸なことですが、次のいい人が見つかるチャンスだと考えるようにしていましたし、当時の若くてまだ市場でも存在感が会ったときのことを考えると、どうせ別れるような人と、貴重な時間を過ごすのは、長期的な不幸につながります。そのため悲しい別れであっても、なるべくそちらに気持ちを向けるのではなく、次・将来に目をむけるようにしていました。
僕の彼のようにネガティブな人というのは不思議です。例えば可愛くないから恋人ができない、とか、性格が悪いから恋人ができない。という考えはわからなくもありません。僕ももっとかっこよければ、、、もっと他の友人のように活発なコミュニケーションができたら・・・いつも想像しています。
僕はネガティブな性格は基本的に好きです。それは優しさにつながるからです。フラれることが心配なら、ふられないための努力をすると思いますし、「一緒にいてつまらないかも?」と思っているのならば、面白くするための努力をしてくれると思います。事実僕の周りにいるネガティブな友人は、そういう性格を持っているように思います。
しかしネガティブが基本的に好きだと考えるのはこの気遣いの部分までです。大体において、ネガティブな人は、この先の部分があるのです。そしてこれは僕であっても受け入れることがしにくい部分です。
端的なことを言えば、1000回の好きという言葉をかけても信じないネガティブさんは、1回の嫌いという言葉を信じます。僕にはこれがどうにも受け入れられません。もちろんネガティブな言葉のほうが相手にとって通じやすいのは事実だと思います。しかし、しかし、と思ってしまうのです。
「ネガティブゆえに相手のことを思いやる」ならば1000回の方を汲みとって欲しいと考えてしまいます。
いろいろな性格がある中で、ネガティブというのは、別にそれが嫌な部分とはなりません。少なくとも僕はそうですし、むしろ好きな部分です。しかしあまりにも行き過ぎると、恋人ではなく、友達止まりという事になるんじゃないかと、少し心配しています。