過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

政治の話。

   

僕が好きで読んでいるブログでは、社会的にも微妙だと思われている問題について、たまに言及しているのもある。僕はこうしてブログに書いているように、色々なことを考えているが、政治の話を書こうと思ったことは一度もないのであった。

よく宴席では政治の話や宗教、スポーツの話は避けたほうがいいといわれる。考え方や視点によって、正解がないことがその理由のようである。おそらくそういった話題、、、好みが大きく出る分野はひと通りそうではないか。学生の頃であれば、幸せの要素にお金が必要かなどの、結論が出ないことであったり、テーマがあまりにも巨視的=マクロ的なテーマは比較的そうなりやすいと思う。

ブログでは議論などではなく、比較的一方通行なことが多いので、そこまでデリケートに考えなくてもいいのかもしれない。しかし僕はなんとなく腰が引けている。たぶん主義主張がそこまでしっかりしていないということも大きい。

石原都知事の同性愛に対する発言が、我々の業界では問題になっている。ちなみに僕自身は、彼からレッテルを貼られやすい立場の数々が好きなので結構つらい。たとえばアニメやゲームなんかは顕著であるし、ゲイの業界では当時の合法ドラッグなども規制の対象となった。
アダルト表現の規制もまた厳しくしたいという考えを持っているようである。
その他僕の理解するところでは、歌舞伎町の掃討などもあったように思う。もちろん僕自身が従事している、パソコンなどのITに関する仕事は、おそらく彼の理解を超えているところにあるのだろう。

この場合、本当によく言われるのだが選んだのは有権者(都民)であると。これが非常に恐ろしいことだと僕は思っている。有権者は、期待で投票はするが、結果を見て投票することはできない。それは任期満了後もしくは再選した時の話である。そして石原都知事は今までの結果については、評価された、もしくは他の候補者に比べて相対的に票を得たために当選したのであって、「選択の責任」というのがどこまで強いのか非常に疑問を感じている。
もちろん選挙制度や世代別の投票率などを考えて、石原さんと同じような考え=年配者の意見が通っているということも当然にある。

票田として考えても少数の業界団体や、マイノリティを規制することによって、次の選挙ではその所属グループからの票を得られなくなるだろう。
おそらく最大のグループである、老人を敵にまわすようなことはないので、結局この選挙は老人と若い人の戦いなのかもしれない。

※こういう時に世代別の得票数は非常に面白く参考になります。今回の都知事選挙では、僕と同世代の30代であってもかなりの人が石原さんに投票したようです。今回のこの結果が民意だとは思いたくありませんが、大衆は常に選択を失敗するものです。民主党とか?これ以上世間が窮屈にならなければいいと願っています。

非常に難しいと考えるのは、ゲイという立場で社会的な発信をどこまで行うべきか、ということである。ある意味では業界団体としての発言を社会に行っていくことも大切だろうし、政治家として、代弁者を行政の場に送ることも重要だと思う。ただ世の中はやはり数の理論は大きいようにも思う。

一方で、我々が今の時代でここまで世の中から受け入れられているのは、数々の先輩諸氏の努力によるところも大きい。だから社会が変わるのを待つという姿勢ではなく、何らかの行動は示したいところでもある。
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