遠くのイケメン近くのおばさん。

みなさんイケメンハンターだと思います。とりあえずイケメンについては、諸説ありますが、それでもイケメンをウォッチすることについては、その能力の高さに異論は無いはずです。
対象者が数百メートル先にいて、まだ表情も伺えない頃、きっとみなさんは鬼太郎ばりに精緻なセンサーが反応しているのではないでしょうか。センサーが反応してからの追従については、もうゴルゴ13も顔負けです。
僕もイケメンを見つけるとついつい目で追ってしまいます。ノンケの友人で女性ばかりを目で追っている人がいますが、目で追っていることがバレバレです。だからきっと僕もイケメンを目で追っていることが周りにバレているのかもしれません。
もはや目で追うことは本能じゃないでしょうか。だから何人たりともそれを否定してはいけません。(彼や恋人のそういうことには寛大であってほしいと願います)
ただしここで僕には大きな問題があります。僕は眼が悪いのです。ぎりぎり裸眼でバイクに乗れるぐらい。だから遠くの対象者が良く見えません。結局僕のセンサーは雰囲気という非常に曖昧な基準で反応してしまいます。
街中を歩いていて、遠くにセンサー反応があったとき。しばらく目で追っていると、徐々に自分に対象者が近づき、すれ違うまでが至福の時である。もう視姦というのはこのことを指すのではないかと思うほどに、舐め回すように堪能している自分がそこにはいます。
これは意外と一般的なことだと思います。
僕の場合、遠くにセンサーの反応があったとき。しばらく目で追っていると徐々に対象者が近づき、顔と輪郭がはっきりしてくる。なんとこの時、おばさんだったりするのです。
これは単純に間違い、がっかり。だけでは済まされないことです。
間違いのパターンというのはいくつか存在しています。
・顔や身体がタイプじゃない場合
なおかつ 年齢が対象範囲外
なおかつ 年齢が対象範囲
・顔や体型がタイプの場合
なおかつ 年齢が対象外
なおかつ 年齢が対象範囲
ここで、後半の2つはいい。一応かすっているわけですから。最後はもちろん全く問題ありません。そして1番目は最もダメです。だって目で追う理由ないもん。
そしてさらに、性別でのミスというのは最悪です。僕はゲイなのか。ノーマルなのかと、根本に立ち返る必要が出てきてしまいます。
このような悲劇が起きる理由は明白です。僕はスリムが好きで、背は気にしないが、低くてもいい。中高生など最高だという話です。髪の毛も長くたっていいし、短いのもかわいい。
そしてこういう条件に該当する人を遠目で見ると、おばちゃんと変わらない時がよくあるんです。だから僕は区別がつかないのです。
昔もこのミスは頻発していましたが、今でも相変わらずです。センサーの向上を目指したいのですが、なかなか難しいところだと考えています。