過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

理想の話。

   

理想が高くて恋人ができない。そのように嘆く話を聞きました。これについては非常にデリケートな問題であり、僕の考えはかなり一方的であることをあらかじめ注意しておきたいと思います。

理想。非常に難しいことだと思います。
例えばそれは、モデルのようにカッコイイ人や可愛い人などの容姿を理想として掲げる場合もあるでしょう。もちそんそれだけではなくて、やさしいとか大切にしてくれる。細かいことを気にしない、おおらかなど性格も理想になります。
そしてそれを複合的に勘案して、「理想」というのは形作られることになると考えています。

この理想が高すぎることによって、結果としていい人にめぐり合わない。恋人ができない。という状態になってしまうのです。

じゃあ、と。その理想を下げることによって幸せにつながるのか。という問題が出てきます。僕はこの時に、必ずしも幸せには繋がらないと考えているのです。

現実の社会で理想を掲げることは多々あります。例えば企業理念などは、たいそれた事、たとえそれが現実離れしていたとしても全く問題ありません。そもそも理念などはそういうものなのかもしれません。宗教が掲げる世界平和なども一種の仲間でしょうか。

一方でそのような、理念があまりにも曖昧で現実離れしていることは僕達がよく知っていることです。その場合、企業や僕たちは目標という言葉で理念とは別に掲げているのです。もちろん目標は実際にクリアできないほど高い場合もあるでしょうし、必達しなければいけないレベルの目標というのもあり、振れ幅は比較的大きいかもしれません。しかし結局のところ達成する。という根底があり、それができないような壮大な目標は、夢という言葉で置き換えられます。

志は高いほうがいいように、理想も高いほうがいいと僕は考えているのです。しかし現実には、その理想に叶う相手が非常に少ない事は当たり前のことです。この時妥協という言葉を使ってもいいのですが、理想には叶わないかもしれないけど、十分理想に近い。そういった相手はいるはずです。どこまで理想に近づけられるかが重要です。

結局のところ理想が高いというのは、「理想通りの相手」を探してしまい、理想に近い相手を無視することが問題だと考えています。理想と現実を区別できるならば、理想は高く!求めることは低く!といった考えがいいのではないでしょうか。

念のため付け加えておきたいと思いますが、僕自身のこと。
僕はもちろんそんなにカッコイイわけでもありませんし、背も低い。何かこれといった魅力はとくにありません。身体がすこし鍛えられてるっていうことぐらいでしょうか・・

しかし誰よりも高い理想。ーーー特に僕は細かいことにうるさいのでーーー でした。
そして絶対に叶うようなことのない理想。例えばそれは、おとなしくてお酒はあまり飲まなくてお金は節約で、ご飯が作れてキレイ好きで、タバコを吸わなくて、歯がキレイで、スリムで、浮気しないで、頭が良くて、顔がかわいくて、僕の言う事に従ってくれて、ゲイの世界にそんなに染まってなくて・・・
そうなんです。そんなあり得ないことを、大きな声で主張してたらちゃんと見つかったんです。僕が見つかったんですからきっと大丈夫。そのように僕は主張したいのです。そしてこういう記事は壮大なノロケという烙印を押されちゃうんですが。
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