宝くじを買う!という彼の揺るぎない決意。

彼は理系の学生です。理系といえば勝手な想像ですが、理論や実験を積み上げて、予想や想像よりも、理論や現実を重んじる。そのように僕はイメージしています。
事実「理系」と呼ばれる人たちはそういう人が平均的に多いのではないかと思っています。彼の勉強を見ていると、確かにレポートなどでは最初に結論を持ってくるように言われたり、仮説やら目的やら・・・と、理路整然としています。このような論理的思考を繰り返せば、非科学的なものよりも、科学的・現実的なことに傾倒するのはよくわかります。
僕は文系と呼ばれる方に分類されます。パソコン関係の仕事なので、多少は理論的ではあると思いますが、数学は苦手ですし、複雑なことに考えを巡らすのも苦手です。
とはいっても、経済を学んでいたので「経済的にどうか」という意味ではかなり合理的ではないか、とも考えています。
さて、そんな彼ですが、「宝くじを買う。」そのように言うのです。僕からすれば、宝くじを買うのはどうかと思っています。それはギャンブルであること(胴元が儲かる/ゼロサムゲーム)、合理的という意味では、無意味なこと(期待値の問題です)。などそれを買わない理由はたくさんあります。※僕は株を少しやりますが、こちらはギャンブルではないと考えています。
そして彼が買うという行為は、損をすることを積極的に行っていることや、彼は合理的じゃないのか。という事など、色々考えてしまいます。
今までも彼は宝くじを何回か買っていました。夏と年末には賞金額の大きな宝くじ(グリーンジャンボ・年末ジャンボ)が発売されるので、その時に買っているようなのです。
そして買う枚数が3枚(900円)です。僕はそもそも1枚単位で買えることを知りませんでした。
宝くじは保管方法があるそうです。暑がりで寒がりで寂しがり屋という訳のわからない理屈で、暑くもなく寒くもなくて・・・という保管方法がいいらしいのです。という理屈があることを知って、ある意味そこまで突き抜けていると、娯楽としておもしろいですね。
※ちびまる子ちゃんで、宝くじの話がありました。宝ちゃんという名前をつけて、散歩に連れて行ったりするんです。この回は相当おもしろかった。
買わなければ当たらない。そのように彼はいいます。買っても当たらないのが宝くじなのではないでしょうか。
1000円ぐらいいいじゃなん。と彼は言います。金額の高低ではありません。合理的な判断かどうかが問題です。
と、僕は買うという話を聞くと都度言っているのですが、結局今回も彼は3枚買うようです。じゃあ宝ちゃんのベッド用意しなくちゃ。彼女のご飯もつくらなくちゃ。お風呂一緒に入るよ。散歩に連れて行くよ!と言っているだけなら楽しいんですが。