過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

介護職の友人。

   

僕の友人で介護職に就いている人がいます。様々な職業の中で医療や介護というのは、とても壮絶であろうことが想像できます。そのためその職に就いている人というのは、綺麗事だけじゃない、達観した考えを持っていることが多く、とても刺激を受けています。

仕事としてお金を稼いでいる以上、プロであると考えています。仕事によっては、日常から仕事が生活で役に立つ場合もあると思いますし、逆に仕事は日常において全く意味が無い場合もあるでしょう。研究職などは日常からプロを感じることは少ないと思いますし、料理人だったらきっとプロを感じる場面は多いと思います。

僕はPC関係ですが、詳しい人も多いのであまりプロをアピールする場面は残念なことに少ないです。

その友人ですが、介護職というのは、それを日常から感じることは滅多にありません。僕も年をとってきましたが、まだ食事も排泄もギリギリ自分でできます!

その友人の家におじゃまして、お酒を飲んだことがあります。こういう時にありがちな、ソファーで飲んでいる間にいつの間にか寝てしまう・・・。この時もそうなってしまいました。
布団用意したから、ちゃんと布団で寝てよ!そのように言われました。しかし僕は、気持よく寝ていたので「うーん」とか「わかった」とか適当な返事をしたまま、スヤスヤと寝ていました。

すると友人が僕に手をかけて、「んじゃ起こすからねー」といって、すっと僕の上半身を持ち上げたのです。僕は抵抗する意図もありませんでしたが、あまりにもスッと上半身を起こされたので驚いてしまいました。「え?え?今何したの?」と。

今まで起こされるということは、腕を引っ張られたり、力づくでムリヤリ起こされることがほとんどでした。もちろん身体が大人になってからは、直接起こされようにも重たかったりで不可能です。
だからまさか、手をかけられた時も次の瞬間に起きているなどとは思いもよりませんでした。

後日色々話しを聞きました。寝ている状態から起こすのは、もちろん介護でよくあることで、自分一人で起き上がるときの動きと同じように補佐すると、だいたいはスッと起こせるというのです。
ソファーに座った状態から、立ち上がるときも介助してもらったところ、驚くようにスッと立ち上がれたのです。

普段馬鹿なことばかり言っている友人です。酔っ払っている印象がほとんどです。しかしやっぱりプロはすごいなぁと改めて関心しました。
「下半身も介助してー。」「それは彼にやってもらいな」 / 「下半身も介助してー。」「そういえば、かお。は排泄が一人じゃできなかったね」というのは絶対必要なお約束の会話です。
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