彼のこと。

正直このような記事は書かないと思っていた。だって彼から距離を置いたところで改めて自分を見つめ直したいと思っていたし、何よりも目的は若い頃の記憶をとどめておきたかったのだ。とはいっても、一番最初のそのような漠然とした目的もだいぶ変わり、若い頃の記憶を留めるのは相変わらずだけど、「彼から距離をおいたところで」というのは関係無くなっている。
ブログの記事は書きたいと思ってすぐに書くことが、いい結果を生まないことは多い。今回のこれはどうなるのだろうか。
彼と知り合ってからもう4年目に入った。当時、もともと恋人を全く探していなかったオレは、日々のメールのやりとりを簡単にできるようなメル友で十分だった。
仕事が忙しかったし、なによりも仕事が一番でありたかった。オレにとっての恋人は感情の増幅器のようなもので、幸せなときには一人の時よりも何百倍もハッピーにしてくれるが、落ち込む原因になるときには、立ち直れないほどのガケに突き落とされる。
恋人という得体の知れない幻想を追い続けるよりも、友達を作りそれを足がかりとして仕事に打ち込みたかった。
だからしばらくの間、彼とメールをするだけの関係が楽しかったし、それで十分だった。そのために恋愛になることが無く、相手に対する期待や妄想だけで続けることができるような年下がいいと思っていたし、相手の顔や体型、はたまた性格にもほとんど興味がなかった。
知り合った時はオレもやや若かったし、彼も非常に若かった。7歳差ということで、オレが26で相手は19だったのかな?まさかこのような出会いの中で、ここまで続くなんて事は想像も、ましてや期待もしていなかった。
そんな出会でしたが、今ではオレにとってはかけがえの無い存在になりました。それが伝わっているかは自信がないけど・・・。