オレを理解する4つのキーワード。
オレの心を揺さぶるには、そのキーワードに関連していればいい。昔から自覚があるが、非常に単純だと自分でも思う。
キーワードは、お金・時間・セッ ス・食である。
この4つだけを守るためにオレは今までの人生の殆どの時間を費やしたと言ってもいいと思う。だからこそこれに関連していることには、簡単に喜ぶし、すごく慎重になるし、ちょっとしたことでイライラしてしまう。
普段はまずまず怒らない、そもそも感情の起伏は社会生活を円満に営む上では無意味だと思っている。だからオレは、それらに関連しているとちょっとした事で一喜一憂し、それを通り越して怒りの感情さえ容易に出てしまうしまうことに、強く恥じている。
オレはもともとあまり感情を表に出す方では無い。仕事でつらいことがあっても、そこまでは気にならないし、その逆もまたしかりである。クールだと言ってもらえれば肯定的なのかもしれないが、気力が無いとか無関心というネガティブに捉えられることの方が多い。昔はだいぶそのことで指摘をうけた。
普通のことではまず怒ることもないし、温和というわけでは決して無いが、個別の事象についていちいち目くじらを立てない考え方というのは自分でもとても気に入っている。最近では怒るような場面では、あきれるというのか笑いが込み上げてくることがよくある。これも相手にとっては不快感があるかもしれないが、オレは結構好きだ。
しかしながら今回挙げたようなキーワードに関すると、いとも簡単に怒りが込み上げてくる。本当に些細なことでもだ。
だからオレの考えの根本に根強い何かがあるように思えてならない。こういう場合にありがちな、トラウマに遡ることができるのかもしれないが、直接的なトラウマというのは、オレの記憶には無い。
しかし培ってきた経験の中から、これらについて強い執着のように思える感情が根付いたのだとすれば理解に近づけるような気がする。