この話は男に限った話ではないが、男女にとって大切な事だとおもう。ゲイの世界では性的な好みが非常に多岐に渡る。顔や身体だけの一カ所を好みにする場合もあるし、その組み合わせを好みとする場合もある。
もしくは性的な相性を好みとする場合もある。もちろんそれ以外の場合(職業とか趣味とか)もあり、本当に何が引っかかるのか分からない。
好みは色々あるとしても、根本には自分が S なのか M なのかを知ることは重要であると考えている。
ゲイは M が多い。そしてネコが多い。
何故なのかは分からないが、ネコが圧倒的に多いような気がする。リバという、両方できる人もいるし、その人数は結構いるが結局の所ネコなんだと思う。
M が多いと書いた。しかしオレは本当の意味での M というのは非常に少ないと思っている。この記事を読んでいるあなたもおそらくSかMのどちらかの自覚はあると思う。しかしそれが本当の意味でのSかMかという話なのだ。
オレとしては、S/Mという表現が先行しすぎて、安易に区分しているように思えてならない。
じゃあいったい本当の意味での・・・というのはどういう事を言うのだろうか。これは確かに非常に難しいことではある。しかしおそらくこれを読んでいるあなたがそうであるように、「どちらでもない」というポジションが多数いるのではないかと考えている。
つまりこういう事である。
(S)0- – – – – – – – – – – —50- – – – – – – – – – – —100(M)
こういう尺度で考える事ができるのではないか。もちろん一概には言えないが、目安にはなる。
0の人はSに限り無く近い。そして100の人はMに限り無く近い。しかし大半は、40~60の範囲に収まっているのである。片方に寄っている状態を自分の属性としてもいいが、いまいち迫力に欠ける。
今まで出会ってきた人の中では、確かに引くようなドのつくほどのSやMもいたが、大半は「オレはドS or Mなんだ」といいながら、なんだかんだいって性向はノーマルの範囲に収まっていたような気がする。
