同じ事を何度も体験するのは大変だ!

短期の恋愛しかしたことがなかった時、僕は来年の予定が立てられないことをとても不幸に感じていた。
毎年花見をする時期になると思う。
※お花見についての記事も過去に書いています。2011-04-29 遅くなりましたが、お花見で思うこと。
花見はもちろん一人でするのも楽しい。僕は好きだ。
しかし誰かと一緒なのも楽しい。だからこの時期に誰かと会うような事があれば、短時間であっても花見に付き合ってもらう。
ちなみに年末年始だと、神社仏閣へのお参りを一緒にすることが多いです。
桜に何か意味があるとか、そういった雰囲気がどうだとか、そういう考えはあまり持っていない。
しかし、見頃が一瞬で終わる桜は、他の花にはない特別な意味があるように思えて仕方が無い。もちろん春が過ぎ、夏になるとゲジゲジがたくさん付いてしまうのもまたおもしろい。
そして秋に紅葉。冬には落葉。四季折々の姿をわかりやすく表現してくれるのが桜だ。
おそらくこのブログにも書いたと思うが、長期の予定が立てられるというのは、僕はとても幸せだと考えている。
花見にしても、今年は○○に行ったから来年は○○に行こう。そういう1年を通じた予定が立てられる。また、例えば夏に遊びに行った場所で、桜の木があれば、じゃあ桜の時期にはここに来よう。そういう事ができるのである。
旅行にしても、今年は○○。来年は○○。そういうことができる。
まだ、長期的な恋愛を知らなかったとき、その場その場を最大限に過ごさなければ、すぐに終わりが来ていた。
今年は○○に。そして来年は・・・・。きっとこの人と来られない。もしくはそもそも恋人がいなくて誰とも来ることができない。そういう想像を巡らせていたのである。
そしてそれは、とても残念なことに、ほぼ100%その通りになっていたのだから恐ろしい。
そういう苦痛から解放され、ここ数年間はずっと長期的な予定の元に行動ができていた。
僕は同じところに例年の通り通う事が好きなので、毎年同じ場所に行きながら、新しい場所にも足を伸ばすというのがここ数年ずっとやっていたことだ。
しかしここまで長期の恋愛になると、さすがにそういう行動に飽きが来たような気がする。
花見などのわかりやすいイベントは、例年ずーーーっと同じ事の繰り返し。そこには違いはあっても変化はない。
もちろんそういうことを安定というのかもしれない。そしてそれは僕が望んでいたことでもある。
しかしここまでの継続はさすがに変化が欲しいなぁと思ってしまうのである。
今後も、今までと同じように、そしてそれはひょっとしたら10年以上もこのまま継続していくのかもしれない。
そいう、同じ体験を今後もずっとしていくことは、覚悟が必要なのかも知れない。そのように最近は考えている。