カミングアウトをしました。

ちょっと前にカミングアウトに関する考え方を書きました。そのときは今後時間をかけて何人かの友人に伝えていくというものでした。
そして実際、ここ最近で何名かの方々にカミングアウトをしました。
参考:カミングアウトに関する記事です
元々僕自身としては、緊張するようなシチュエーションを作り、あらためてゲイ(バイ)である事を伝えて・・・。などいう考えは無く、もともと恋人がいる事を普段から言っていますし、その人とある程度の期間付き合っていることを性別は特に主張しませんでしたが、伝えていました。
その上で、最近は結婚しないの?などと言われることも多くなってきたこともあり、そういう時に相手によってはついでに答えるようにしています。
元々カミングアウトをすると決めてから、言おうと思っている、思っていた人は何人かいました。妹、友人3人(女性2人、男1人)です。過去のブログに書いているように、ある程度都合をつけて、妹と友人2人には伝えることができました。
あとは男性1名の友人に伝えるだけです。そしておそらくそれは、年内中に完了するのでは無いでしょうか。
しかし僕が考えていたこととは予想外のことが起きました。というのも、今まで数名に伝えてから、もともと分かっていたことではありますが、やはりなんの問題も無く受け入れられています。そのため、恋人の話や結婚の話になったときに、もともと言うつもりじゃなかった人にも言ってしまうような機会が出てきてしまったのです。
それが先日ありました。大学生ぐらいからの友人で、いまだにつきあいのある友人が何名かいます。その友人たちとは、今でも友人としてだけでなく、ビジネス上のつながりもわずかながらあります。
そのため今までの友人と、親密の度合いも影響も違うと考えていました。親密の度合いでいうと、今までの友人の方がより親密だと思っていますし、影響という意味では友人であれば、受け入れられなければ、良くも悪くもそれっきりということが可能です。ビジネス上の取引があるとそうはいきません。嫌悪を示されても、責任は当然果たします。しかしそれが継続的な取引に影響を及ぼすことを拒否できません。
みんなが結婚の適齢期ということもあり、そしてそのメンバーの中で1人は最近結婚しました。僕は長く付き合っている恋人がいる事を伝えており、その他の2名は、それとなくうまくやっているような話を聞きます。
そして最近ではことあるごとに、「恋人さんをつれてきなよ」と言われるのです。海外オフィスも持っている友人なので、ぜひ事務所にも一緒に遊びに来てとか。
そういう流れの中で、いつまでも「いやいや人見知りだから来たがらないです」と断り続けるのもどうかと思っていました。
※ちなみにウソは嫌いな僕なので、恋人の性別以外はすべて本当の事を言っています。なので人見知りで来たがらないという事実は本当です。
そこで先日みんなで会ったときに、ついでに言ってしまいました。「連れてこないの?」「連れてきても良いんですけど、僕の恋人男なんですよ」「まじで!つれてきなよ!」「うーん。それに人見知りで来たがらないってのもホントですからねぇ。今度声かけてみますよ」「ぜひぜひ」
そんな流れでした。その後でちょっとだけ、「びっくりした」と言われましたが、まあそれぐらい。今までで一番何も無いカミングアウトとなりました。もちろん仕事もそれ以外も今まで通りです。
ちなみにびっくりしたっていう後で、「性別は特に言わなかったですけど、それ以外本当の話なんで別に気にしてないんですよ。ただ結婚しないのっていう質問にだけは正直答えづらいですねw」という会話をしました。