過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

嫌いな部分を好きと言えるか。

   

恋人の悪い部分を、どのように考えるのか。そのことについての話。
当然完璧な人は存在しない。もしある時点で完璧だったとしても、その次の瞬間には、勝手にさらなる大きな理想というのが壁として立ちはだかる場合だってある。だから結局完璧にはならないのである。

しかしそうじゃなくても、誰にだって治して欲しいとか、イヤだと思う部分というのはあると思う。それはTVばっかり見ていることかもしれないし、料理が作れないことかもしれない。お金使いが荒いことかもしれないし、飲食店での態度が悪いことかもしれない。お酒のことかもしれないし、浮気かもしれない。

恋人の直して欲しい部分についてどのように考えるのが適切なのだろうか。と、その話について、まず僕はあまり彼に対して直して欲しいと思う部分が無いに等しいので正直理想型というのが分からない。そもそも直して欲しい=直してもらうだから。

しかし彼が僕を見て、きっと直して欲しい部分や悪いと考えている部分というのはあると思う。例えばつきあい始めた直後は、太り始めたことがあったし。相変わらずお酒はよく飲んで失敗もしているし。

恋愛の究極の形になれば、悪い部分も含めて愛すことができるのかもしれない。しかしそれはなかなか難しいと思う。唯一それができるのは、長年一緒にいるときぐらいではないだろうか。
また、悪い部分を悪いまま愛するというのは、お互いにとって残酷な部分だとも思う。細かく指摘していれば、ひょっとしたらそれを直してもらえる可能性もある。もちろん背が低いとかは直しようが無い。だけど、例えば太っているとかそういうのは、がんばって努力すれば克服が可能である。
だけど、ホントはイヤなのに、太っている部分も好き。といってしまえば、それは理想型というよりは妥協型のような気がする。

本人にとってもそう。悪い部分を常に指摘され続けるのは、決して気分のいいものではない。だからあまりしつこいのは問題がある。だけど多少の意見表明はいいだろうし、そのおかげで努力を促すきっかけになるかもしれない。
例えば僕のお酒であれば、飲むことを控えて欲しいということを言われ続ければ、それはきっと、お酒の失敗を防ぐだけではなくて、それに付随する色々なことを防げる可能性もある。例えばお金使いだったり、太ることだったりとか。もちろんすぐに、行動が変わる訳ではないけど、長期的な視野で考えればお互いに真剣に取り組まなければならないことの一つかもしれない。

悪い部分も含めて好きになることが大切だというような発言がある。しかし僕はあくまでそれは、我慢とともに受け入れなければならないだけで、けっしてそこを好きになる必要は無いと思っている。たった一つのダメなところがあるだけで、その恋愛は破局したりしないだろう。だからダメはダメと認識しつつ、そこはお互いの話し合いによって、一緒に取り組んでいけばいいのではないだろうか。

もちろん取り組めることとそうじゃないことがあるので、そこはしっかり区別する必要がある。だけど、ほとんどのそういうことは解決可能な気がする。だから悪いところを含めて愛するのではなくて、一緒に立ち向かいたいと思っている。もちろん立ち向かうことが重要であって、別に結果は出なくてもいい。
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