過去の日常

ゲイ・バイとして過去のまとめ。30代の悩み。考え。日記。30代のカップルです。

楽しい別れ。

   

オレは今までちゃんとした恋愛を数回した。これは義理とかじゃなくて、勢いとかじゃなくてちゃんとした付き合いだったと言う意味で。

それらの恋愛はどれもオレがふられる形で終幕した。オレは性格が悪いのでそれは仕方のないことだと思っている。
しかし一度だけとても悲しい別れがあった。

たしかその恋愛は春頃に始まった。オレは就職してばかりのころ。相手の子は専門学校生だった。メールをして、実際に会って、さらにメールをしてさらに会って。。。そういうことをしているうちに、お互いがひかれ合い付き合うことになった。

当時オレは結構忙しくて、週に半日空けるのが精一杯だった。大体週末の夜に会ってご飯を食べて、相手の家に泊まって翌日の昼過ぎぐらいに帰る。そんな週末をすごしていた。
彼氏らしいことはしてあげられなかったけど、お互いにそれなりに楽しかったと思っている。(オレはそう思ってる)

しかしその年の冬になって、突然平日なのにもかかわらず会いたいと言われた。このとき非常にイヤな予感がしたが、それもまた仕方のないことだと覚悟を決めて夜に会った。
会ってごはんを食べながら話をしていると、突然別れを切り出された。その理由として、「外国に留学するから」ということであった。

本人がより一層の努力をするために別れがきてしまうのは、悲しいことであるがうれしいことでもある。「別れるのはすごく残念だけど、夢に向かって頑張るためならオレは応援するよ。いままでありがとう。」そう言っている最中に、オレは涙があふれてきた。相手もうなずきながら涙をポロポロと流している。

今まで別れの中で涙が出たことは3回しかない。もちろん恋愛だけでなく、普通の別れも含んで。それは小学生の時(友人の転校)、この時、大人になってから(これは死別)。

しかし涙を流す程の別れというのは、自分自身をずっと大きくしてくれるように思う。感動の涙や悔しい涙。喜怒哀楽にはどれも涙が伴う。今回のような涙は喜びの涙だとオレは信じている。
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